熊野市は26日夜、木本町の七里御浜海岸で医療従事者感謝花火を打ち上げた。熊野大花火大会の鬼ヶ城大仕掛けさながらの迫力ある花火が見物客の心に響いていた。
熊野市は新型コロナウイルスワクチンの2回目接種率が全人口に対し11月15日現在で79・9%、65歳以上では92%と高く、県内でも接種スピードも早くなっている。医療従事者にしっかり応援頂いた結果とし、新型コロナ対応が長期化する中で、第一線で奮闘する医療従事者に心からの感謝の気持ちを込めたサプライズ花火として実施した。
市の集団接種や個別接種に尽力した医療従事者135人に案内を送り、堤防に席を設けた。市民らが驚かないように、午後からは防災行政無線でサプライズ花火の実施を放送した。
花火は午後7時から10分長にわたり、地元・和田煙火店によって約900発が打ち上げられた。木本港防波堤(通称ケーソン)からスターマインが次々と打ち上がり、鬼ヶ城大仕掛けを彷彿させる見ごたえある花火となった。
花火を観覧した医療従事者らは「感動しました。まるで熊野大花火大会みたい」と喜んでいた。海岸には市民らも続々と訪れ、花火を鑑賞。久しぶりの迫力ある花火を堪能していた。