飲酒運転根絶へ若者のメッセージを―。木本高校(松本徳一校長)の美術部員6人がこのほど、飲酒運転根絶をテーマとしたポスターを制作。24日、同校校長室で熊野署地域交通課の佐野太助課長へ寄贈した。
12月1日から始まる年末の交通安全県民運動で重点の1つに「飲酒運転の根絶」が掲げられており、地元の将来を担う若者のメッセージは多くの人々の心に届くのではと同部に制作を依頼。3年生の大崎まりあ、山田葉乃音、森本朱里、福田このみ、大井優依奈、宇城彩花さんが協力して2枚のポスターを描いた。
作品はドライバーからの視点と歩行者からの視点で描き、飲酒によって正常な運転ができていない様子を表現。熊野署と熊野地区交通安全協会ではこの2枚を80店舗分複写し、市内の飲食店等へ掲示を依頼するという。佐野課長は「県内では9月末までで18件の飲酒による人身事故が発生している。死亡事故こそないが、こうした危険運転を1件でも減らせるよう、活用させていただきます」と感謝した。