和歌山3区二階氏圧勝 三重4区は鈴木氏初当選 衆議院総選挙 自民党が単独安定多数

 第49回衆議院議員選挙は10月31日に投開票され、自民党が衆院定数465議席の内、261議席を獲得。国会の安定運営に必要な絶対安定多数を単独で確保した。三つ巴の戦いとなった三重4区では、前知事で自民党の鈴木英敬氏(47)が、立憲民主党の元三重テレビアナウンサー坊農秀治氏(49)、共産党の中川民英氏(54)を大差で破り初当選を決めた。

 小選挙区の投票率は53・68%で戦後3番目に低かった。党派別の議席確定数は自民党261、立憲民主党96、公明党32、共産党10、日本維新の会41。国民民主党11、れいわ新選組3。社民党1議席、無所属10議席。

 三重県内の投票率は56・17%(前回57・22%)。小選挙区では、1区は田村憲久氏(自民党)、2区は川崎秀人氏(自民党)、3区は岡田克也氏(立憲民主党)、4区は鈴木氏がそれぞれ当選した。野党側の「旧民主王国」が揺らぐ結果となった。

 和歌山県は岸本周平氏(1区、国民民主党)、石田真敏氏(2区・自民党)、二階俊博氏(3区・自民党)が当選した。

 三重4区の投票率は60・76%。東紀州地域の市町別では熊野市63・95%(前回71・09%)、尾鷲市60・06%(同59・20%)、御浜町63・20%(同65・47%)、紀宝町61・12%(同61・61%)、紀北町70・04%(同62・71%)。

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