5日朝、県立紀南高校に「高性能な爆弾を入手しました。紀南高校を爆破します」というメールが届いた。これを受け、学校はその日の授業を中止し、生徒を自宅待機とした。教職員と警察署員が校舎内を捜索したが不審物は見つからなかった。一夜明けた6日、学校は通常授業を再開。周辺をパトカーが巡回する厳戒態勢の中、生徒が登校する様子が見られた。
5日午前8時20分ごろ、職員が学校の問い合わせフォームにあるメールをチェックしたところ爆破予告が確認された。学校は県教育委員会に連絡し、紀宝署に通報。その後、生徒に事案の概要を説明して9時45分に下校させ、その日は自宅待機とした。生徒の下校後に校舎を捜索した。
森典英校長によると、駆けつけた10人ほどの警察署員とともに校内全域を捜索。溝(どぶ)の中まで入念に調べたが特に異常はなかったという。翌日は県教委の指示により始業前に教職員が校門周辺に立って警戒しながら生徒の登校を見守った。学校では引き続き、警察の捜査に協力しながら校内の安全確保に努めるという。