三重県は28日、熊野市居住者2人を含め、新たに38人が新型コロナウイルス感染症の検査で陽性になったと発表した。1日あたりの感染者数が30人を超えるのは11日ぶりで7月に入ってから最多。県内の累計感染者数は延べ5651人。
新たに陽性が確認されたのは▽松阪市11人▽四日市市6人▽津市6人▽鈴鹿市6人▽伊勢市2人▽亀山市2人▽名張市2人▽熊野市1人▽伊賀市1人▽県外発表1人―の合計38人。県外発表の1人が熊野市に居住している。この内、12人が新規事例。残り26人はこれまで陽性になった人の濃厚接触者や接触者、同居家族。
熊野市では30代男性会社員と、県外発表の40代女性会社員の陽性が判明した。
30代男性会社員は26日に37度台の発熱、咳、呼吸困難、咽頭痛、頭痛、下痢、全身倦怠感、関節筋肉痛の症状があり、27日に検体を採取し陽性になった。症状は軽症~中等症。行動歴は24日に県外感染者と県外の施設を訪問。25日に友人と県外を訪問している。28日時点で濃厚接触者は同居家族1人、友人1人、接触者なし。
県外発表の40代女性会社員は無症状。県外感染者の濃厚接触者として27日に検査を受け陽性だった。行動歴は24日に県外感染者と会話、25~26日に別居親族宅を訪問。出勤。28日時点で濃厚接触者は同居家族2人、別居親族5人、接触者は職場関係3人。
県内の病床使用率は28日午前9時現在、確保している436床の内111床が使用されており25・5%(前日25%)。重症者用病床は確保している50床の内5床が使用されており10%(前日8%)になっている。