レインボー券販売促進 ワクチン接種に協力を 熊野商工会議所 通常議員総会で決算等承認

 熊野商工会議所(榎本正一会頭)は23日、熊野市文化交流センターで通常議員総会を開き、昨年度の収支決算などを承認した。榎本会頭からは65歳以下への新型コロナウイルスワクチン接種への積極的な協力や、接種する従業員への配慮を呼びかけられた。

 総会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため来賓招待なしで、議案説明も要点のみで実施。はじめに榎本会頭が「令和2年度は私たち事業者にとって経験した事のないほどの厳しい年でした。新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済活動の基盤であるヒト・モノ・カネの流れが制約されました。国、県、市には様々な緊急経済対策を講じていただいておりますが、依然、厳しい状況が続いています」と述べ、会員に2点の協力を求めた。

 1点目はコロナワクチン接種について。榎本会頭は「職域接種の事も言われていますが、熊野商工会議所では市が行う65歳以下の熊野市ワクチン接種に積極的に協力をしていきたいと思います。すでに予約券が届き、7月7日からの接種予定が組まれています。会員の皆さんには、従業員の皆さんの接種促進に加えて、接種するための休暇や副反応が生じた場合の休暇について特別な配慮をお願いします。活気のある熊野市を取り戻していくためにも、何卒、皆さんのご力をお願い申し上げます」と呼びかけた。

 また、2点目として7月1日から2次販売が開始されるウルトラレインボー商品券の販売促進について「すべて販売されれば4億円が市内で消費されます。昨年のレインボー商品券と合わせれば約11億円が市内で消費されることになります。熊野市商店連合会も販売促進に取り組んでおりますのでご協力をお願します」と述べ、商工会議所一体となってコロナ、経済対策に取り組む姿勢を改めて示した。

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