熊野商工会議所(榎本正一会頭)と熊野市観光協会(中平孝之会長)、株式会社河上(河上哲治代表取締役)では、熊野市特産品をセットにした「三重熊野食卓の大仕掛け」の販売をスタートする。10日、熊野商工会議所で記者発表が行われ、榎本会頭と中平会長、河上代表取締役が「コロナ禍で大打撃を受けている観光関連産業の支援に、ぜひ地元の方々も『応援する』という気持ちでお買い求めを」とPRした。
「食卓の大仕掛け」は観光関連産業が依然として厳しい状況にあるなか、榎本会頭と中平会長が協議し、特産品を1つのパックにして販売することはできないかと発案。株式会社河上が「熊野の素晴らしい観光、熊野の美味しいものがあってこその宿泊業。少しでもお役に立てれば」と快諾し、市内事業所や商工会議所女性部と協議を進め、完成に至った。熊野大花火の鬼ヶ城大仕掛けにちなんで、熊野の食材が「食卓に華を添える『燈』(あかり)になってほしい」との思いを込めて命名したという。
担当した同社の榎本大輔さんによると「食卓の大仕掛け」は春夏便(4月~10月発送)と秋冬便(11月から3月発送)を用意。干物や紀和味噌、かつおの生節、みかん、たかな漬け、梅干しなど季節の特産品9品を1パックにして販売する。価格は井戸町の海ひかり内事務局で受け取りの場合は3900円で、地方発送の場合は5000円(北海道、東北、四国、九州、離島は別途)。商品を扱う店舗の紹介や食べ方などのパンフレット、熊野市観光協会提供の観光案内DVDも同封する。なお、発送用の段ボールには木本中学校文化部が熊野市に関係する名所などのイラストを描いた。